フェーズ1「業務引き継ぎ」
■クライアントの課題
クライアントは12月の年次決算とその後の会計監査をひかえて、CFOに続いて経理部長が12月初頭に退職し、経理・財務部員はスタッフと派遣社員の2人を残すのみとなっていた。後任者採用の目処もたたず、監査法人から決算遂行について懸念を伝えられた。
■弊社コンサルタントの役割と実績
- 経理部長が在籍中の最後の1週間で業務引き継ぎを受け、その後の決算・監査までをプロジェクトスケジュール化
- それまであまり開催されていなかった親会社との進捗電話会議を週次開催、以後親会社意向により定例化
- 12月末にさらに経理スタッフが退職した際、コンサルタントを1名追加し業務引き継ぎを主導
CFO空席のまま弊社コンサルタントを含めて3名で経理・財務業務を運営する体制を構築
プロジェクトの成果
クライアント社員の相次ぐ退職にも関わらず、弊社コンサルタント主導のもと業務遂行可能な体制を構築した。
フェーズ2「期末決算、監査対応、税務調査」
■クライアントの課題
クライアントの経理システムは勘定奉行で、国際会計基準(IFRS)に準拠していたが、親会社への決算報告には親会社の独自システムへマニュアルでデータをアップロードする必要があった。そのためデータの不整合が発生しやすく、それを解消することなく連結パッケージ、監査、税務申告を進めることは困難であった。
■弊社コンサルタントの役割と実績
- 親会社システムへの決算データのアップロード後、リコンシリエーションを主導し、親会社担当者と連絡を取りながら期末決算を期日までに完了
- 連結パッケージ作成を主導し、監査法人勤務経験がある弊社コンサルタントが監査法人にも全面対応
監査終了後に税務署から税務調査を受けた際にも弊社コンサルタントが対応を主導
プロジェクトの成果
弊社コンサルタント主導のもと、クライアントは決算報告、監査、税務調査を予定通り完了することができた。
フェーズ3「組織再構築」
■クライアントの課題
クライアントは決算期前後の山場を乗り切れたが経理・財務部員の派遣社員が辞めることになり、当初からの社員が一人もいない事態となった。経理部門をまるごとアウトソースすることも検討されたが、親会社意向により経理・財務部を再構築するため社員の採用を進めることとなった。
■弊社コンサルタントの役割と実績
- 経理日常業務を行う派遣社員の採用を決定し、円滑な引き継ぎを主導
- 経理部長候補者の面接に同席し、適性について評価助言
コンサルタント2名が担っていた経理・財務業務を派遣社員・経理部長に完全移管
プロジェクトの成果
弊社コンサルタントが支援するまではフルタイム社員4名で運営していた経理・財務部門を、プロジェクト終了後はフルタイム社員2名で運営できるまで業務効率化と組織再構築に成功した。